きれいと美しいは違う

2012年11月02日

本日午後1時30分からのトークショーに行ってきました。
人間国宝の酒井田柿右衛門氏と八女ふるさと塾の松田久彦氏が
日本工芸について1時間半にわたり率直にお話をされました。

昨日は函館、明日は福岡に行かれる過密スケジュールの中、
柿右衛門のルーツの地であるの八女のために来られたのです。





心に残ったのは「きれいと美しいは違う」ということです。

化学的にできた染料はきれいかもしれないけれど
不純物の入った染料こそ美しい色が出るとお話になりました。

染料も土も昔の方法で作ることはほとんどなくなったそうですが、
柿右衛門さんはそこにこだわって製作しているそうです。

そのために神社、仏閣、皇室などの古い建物に使われている銅や
染料を集めてあり、現在の日本工芸に対する憂いを話されました。


八女や手仕事について詳しい松田さんはまずは八女と柿右衛門さんの
つながりについて話されました。
弥二郎の子の喜左衛門が初代の柿右衛門なのです。






話の最後で柿右衛門さんが言われました。

「間違いなく八女は私の故郷ですから、有田にお出での時は八女から来ましたと
言っていただくと作業場からすべてご案内します」。
この時に会場から大きな拍手がありました。


人間国宝の14代柿右衛門氏の真摯な取り組みと八女に対する熱い思いに触れて
話を聞いた皆さんは心を熱くして帰られたことでしょう。 

お体を大事になさって14代の柿右衛門氏のますますのご活躍を祈っています。
対談された松田さんは90歳になられましたがお元気です。
これからも八女の発展のために尽力されることを願っています!
  


Posted by nakamura-shika at 23:14Comments(4)八女の町