桧原桜!

2009年03月05日

今日の西日本新聞夕刊に 「桧原桜」 の記事が出ていました。
皆さんは、ご存知ですか?

福岡市南区桧原の道路沿いの桜の木が十本あり、道路拡張工事のために
桜の木は開花を待たず切り倒される運命にあったのです。

昭和59年の春のことです。
その時に次の一首が吊るされていました。

「花あわれ せめてはあと二旬 ついの開花を 許し給え」


これに対して、当時の福岡市長であった進藤一馬氏が返歌をしています。

 (はな)
「桜花惜しむ 大和心の うるわしや とわに匂わん 花の心は」


進藤市長は、再検討を促し、その結果、十本のうちの八本は
歩道に組み入れられて残されて、新しく並木用に桜の若木二本も
植えられることになったのです。


その時の最初の一句を読んだ人が土井さんで、 「花かげの物語」
いきさつが詳しく書かれています。

桧原桜!




進藤さんについては、 「雲峰閑話」に詳しく書かれています。


桧原桜!



今年も桧原には桜の花がたくさん咲くと思います。
こんな素敵な話があったことを覚えておいて欲しいと思います。


このような風流人であり、福岡市の為にいろんな業績を残された進藤さんの
ことを皆さんが忘れないことを祈っています。


今年こそは、桧原桜を見に行きたいです。






Posted by nakamura-shika at 21:01│Comments(4)
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毎年 各メディアで紹介される桧原桜(ヒバルザクラ)ですちらほら花が咲き始めました本日の様子です昭和59年(1984年)3月中旬樹齢50年のソメイヨシノが8本並ぶ細い道があり...
桧原桜 花守り物語【ハナブサ/ブログ】at 2009年03月19日 09:15
この記事へのコメント
今時、心に沁みる桜の保存についての武士道のような
やりとりに、日本人の桜に対する心をみたようです。
 
 そっくりの御話ですが、 JR中央線の国立駅にある
 寒緋桜の大木の子供の木が、線路の高架工事のために
 移植され、その子供の木は処分されようとしたのですが、
 友人で桜守りをしている人の尽力で、いまでは、立川の
 御縁のある御寺に移植され、今年は可憐花をつけました。
 
 進藤市長さんのような、和歌のやり取りはなjかったようですが
 命あるものを救いたい気持ちには、拍手です。
 
 良い御話を有難うございました
Posted by FROM TAMA at 2009年03月05日 22:14
TAMAさんへ
心ある人によって日本各地にある桜は守られているんですね。
実は進藤さんは、父にとっておじさんですが、本当に素晴らしい人で
真の政治家です。誇りに思っています。
Posted by nakamura-shikanakamura-shika at 2009年03月05日 22:33
Nakamura-shika 様

桧原桜は家の近くですので、母を車に乗せ、毎年短時間の桜見を
楽しんでいます。八女からですと大宰府インターを通過して、福岡高速5(?)号線から野芥(のけ)、橋本方面に向かわれ、野多目インターチェンジを降りられ、右手に九州がんセンターを見、そこから約2km(?)程で左手に福岡自動車試験場があります。そこから(約200~400m位?)に2つ目(?)の信号のある交差点があります。その直ぐ右側に数本の桧原桜(福岡市南区桧原)があります。池の横です。お節介ですみません。
Posted by 福岡桃太郎福岡桃太郎 at 2009年03月08日 03:54
福岡桃太郎さんへ
お陰さまで行き方がわかりました。
本当にありがとうございます。
今年は是非行きます。いつ頃でしょうね。楽しみです。
お節介なんてトンでもありません。お心使いありがとうございます。
Posted by nakamura-shikanakamura-shika at 2009年03月08日 08:03
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