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燈籠人形 下遣い

2009年09月10日

八女福島の燈籠人形には、前回紹介した横遣いと
今回、お話しする下遣いがあります。

下遣いは、屋台の1層で6人で人形を動かします。
人形の下に、舞台を通じて接続された状の
人形台があります。




これに仕組まれた糸の操作で、鯨のひげで作ったバネ仕掛けのからくりで
人形が動きます。





このように、燈籠人形の動きは横遣いと下遣いの18人で動かされて
流れる音楽に合わせて踊るのです。

途中で東西の横遣いの人形2体と下遣いの人形が、音楽に合わせて
同じ動きをするのは、難しいのですが、それがばっちり出来るように
皆さん、練習をしています。
お見のがしないように!


人形の動きを見ながら、全体的に演出していくのが狂言方です。
また場面によって背景が変わりますので注意してみてください。


次はいよいよ私の所属している囃し方の紹介をします。


  


Posted by nakamura-shika at 12:39Comments(8)八女の町

燈籠人形のからくり 横遣い

2009年09月10日

9月21日からの八女福島燈籠人形に向けて練習が始まっています。
今日は、お人形のからくりについて紹介します。

実際に見た人は、人形の遣い手が見えないのでどのように
動かされているかわからないと思います。

東西の横遣いと下使いによって3体の人形が動きます。
中でも横遣いの特徴的な送り渡し
中央の赤い橋を使って一方の遣い手から他方の遣い手にバトンタッチされます。
呼吸が合わないと成功しない難しいもので、最高の見せ場です。



下の写真はまさにその瞬間の練習風景です。
まだお人形は衣装を着ていませんが、本番は素敵な着物を着ます。
橋の真ん中が左右の境目です。




そして移動しています。






横遣いは、2階の舞台左右に張り出した樂屋から人形をあやつります。
人形が乗った円形の台車を左右からくり出す8本の竿で操作すると
台車に仕込まれた糸が人形に作動して首や手が動きます。




横遣いは6人で操作します。
お人形は3階で生演奏する囃し方にあわせて踊ります。

どうぞ、このお人形を見に来てください。
千秋楽以外は、使い手は見ることが出来ませんが、
9月23日、午後8時30分からは屋台の中が見れるので
実際の使い手の動きを見ることが出来ます。

次回は、下遣いについてアップします。  


Posted by nakamura-shika at 10:28Comments(4)八女の町